
ライブ・トークショーなどのイベントレポを書きたい。
そのためにメモをとっているけど、書くのが遅くて追いつかない。
そんな人向けに、
オリジナルの文字や記号を作ることで、今より少し・・・と言っても、およそ2〜5倍以上は、メモをとるスピードを上げられる方法を紹介します。
私は約3年半ほど、推しの声優さん関連のライブ・トークショーなどのイベント現場でメモをとり、そのメモをもとにレポを書くということをしてきました。
合計で80〜90本くらい書いていると思います。
イベントの頭から終わりまでの内容や出演者のトークをそれなりに詳しく書けていると思うので、興味のある方はnoteに上げているレポを参考にして頂ければ幸いです。
▼参考記事:1時間程度のトークショーのイベントレポート
オリジナルの文字・記号を作ってメモを速く書く方法
本記事の目次です。
1、書けなかったポイントをチェックする
2、略字を使う
3、略字を作る
4、合体文字・記号を作る
それでは順番に説明していきます。
1、書けなかったポイントをチェックする
イベント現場でメモをとっていると、書くスピードが追いつかなかったりして、メモをとれない場面が出てくると思います。
それでも落ち込まずに、次に活かす方法を考えましょう。
イベントの終了後に自分で書いたメモを見て、うまくメモできなかった部分や単語をチェックしていきます。(赤ペンでマルをつけるなど)
<筆者の実際のメモ>
「幸せ」という単語がとっさに書きづらかったため、後でメモを見返したときに赤でマルをつけている

で、このチェックした部分ですが、次回同じ単語・同じようなやりとりをメモするときにできるだけ今より速く書けるよう、何か方法を考えます。
特に、何か決まったジャンルのイベントに通い続けていると、おのずとそのジャンルでの「頻出単語」みたいなものもわかってくると思います。
自分の場合は「アニメ・声優系のイベント・トークショー」ということになるわけですが、その例で言うと「アフレコ」(声優さんがアニメなどの映像に後から声をあてて録音すること)なんかは「頻出単語」にあたるかと思います。こういうワードを速く書けると、非常に便利です。(ちなみに「アフ__」という風に省略して書いています)
チェックした中には、逆に滅多に出てこないような言葉なんかもあるかもしれませんが、余裕があればそういったものも攻略/省略方法を見つけておくといいでしょう。
ではその「今より速く書ける方法」ってどうしたらいいのか・・・というところで、「オリジナルの文字・記号」を作ってみようというわけです。
2、略字を使う
漢字には「略字」が存在するものがあります。
「第」→「㐧」、「門」→「门」など見たことのある方、日常的に使っている方もいると思います。
もし早く書きたい言葉・単語にこういった字が使えるようでしたら、取り入れると速く書けるかもしれません。
下にリンクを貼ったウィキペディアの「略字」のページだけでも色々と紹介されているので、興味のある方は調べてみてください。
略字 – Wikipediaja.wikipedia.org
3、略字を作る
もし調べてみて略字が存在しない漢字の場合ですが、略字を勝手に作ってみるのもありだと思います。
要は速く書けて、自分で分かればいいので、自由な発想でやってみましょう。
・例:「幸」の略字を作る
前述の、筆者が書きづらいと感じた「幸」という字は、
調べてみると草書でこのように書く例もあるようなのですが・・・
<「幸」の草書>

筆者は「?????」となってしまったので、少し変えてオリジナルの略字にしてみました。
<筆者オリジナルの「幸」略字>

画像内にも書きましたが、これは「幸」という漢字のシルエットだけ残して書く線を減らし、しばらくこの形で書いていたのですが、最近はさらに下2本の横線も減らしてこの形にしました。カタカナの「キ」に似ていますが、やや縦長に書くことで区別しています。
4、合体文字・記号を作る
ひらがなやカタカナ、アルファベットなどを組み合わせてオリジナルの文字・記号を作るのもありだと思います。
その発想で作った筆者のオリジナル文字を一部紹介しますので、参考にしてください。
いっぺんに作っていっぺんに使いこなすのは難しいかと思いますが、このようなストックが増えていくと、トーク・会話をメモにとるのはかなり速くできるようになると思います。
<筆者のオリジナル文字>

有名人の方のサインなんかで、こういう「ある文字の線を伸ばして、他の文字と共有させる」と言いますか、同じような書き方があるかと思いますが、あれもデザイン的に映えるという以外に、速く書くための工夫という側面もあるでしょう。ですので、まさに自分だけのサインを発明するような気分で取り組んでみて頂ければと思います。有名人でもないのに自分のサインを練習したあの頃を思い出してぜひトライしてみて下さい。
上記のようなオリジナル文字を使うと、画数で言って本当に2〜5倍、あるいはそれ以上、書くスピードを速くできたりします。
以上、オリジナルの文字・記号を作ってメモを速く書く方法でした。
書籍「絶妙な速メモ(速記)の技術」について
本記事で紹介したテクニックですが、「絶妙な速メモ(速記)の技術」(中根 康雄著)という書籍を参考として自分なりにアレンジしたものとなっています。
こちらの本ですが、最終的には「中根式」という速記の話になってはいるのですが、速記について書かれた部分以外に「メモを速く書く」ための色々なテクニック・考え方が紹介されていて、それらはちょっとした慣れやコツを掴むことで、充分実践に使えます。
興味を持たれた方は、是非こちらの本も読んでみてください。
また、別記事でも「メモのスピードを上げる方法」を紹介しています。
たった6つの記号を覚えるだけで、メモを書くスピードが格段に速くなる方法となっていますので、是非こちらもチェックしてみてください。
私がこれまでに書いたイベントレポートはnoteで公開していますので、
こちらも下記のリンクより、是非ご覧ください。
▼shuheiのnote